2008年11月18日

学ぶはまねることから

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評論家で鶴見俊輔という方がいるんです。86歳なんですが、18才の時にニューヨークの図書館でアルバイトをしていた時にヘレン・ケラーに会ったそうです。その時にたまたま座談会になって、彼女は参加者一人一人に「あなたはどういう人ですか?」と聞かれたそうです。傍に手でモールス信号みたいにして伝える通訳がいて、鶴見氏は「ハーバードの学生です」と答えた。

彼女は「私はハーバードの隣のラドクリフに行っていた。ラドクリフでたくさんのことを学んだ。その後、社会に出て、そこで学んだことをアンラーン(unlearn)した」と言われた。

アンラーンというのは、「学び解く」という意味だという。学校で学んだことをそのまま学術的に復唱するのはラーニング(learning)
で、アンラーンというのはそれを自由自在に使いこなすということなんですって。ところが日本の大学出はほとんどアンラーンしていない。そこが問題ではないだろうかと鶴見氏は言う。

苦労は買ってでもしろ!といわれますが、やはり、苦労したひとは“いい顔”してますよね?本人は意識してなくても、話す言葉に含蓄もあるし、味わいもある。“自分の顔”は自分の人生の歴史を物語るんでしょう。男は化粧しないから誤魔化しようがない。女性は化粧で雰囲気変わりますが“目”だけは男女ともに誤魔化せない。人生の“名優”を目指す我々としては“目力”は大事ですよね?

余談ですが、KYって「空気読めない」でいいんですよね?最近、どなたか漢字を間違えて読んだことがニュースになり、KY(漢字が読めない)の総理って言われてましたね。これじゃ分かってしまいましたね、誰のことか・・・。本人いわく「勘違いだよ」といっていましたが。間違えたことを問題視するより、彼がラーニングだけの人かアンラーニング人かが重要なんだと思う。頭がいい=人格者とは限らないのですからね。

「知識より知恵を出せ!」と言われますね。一つエピソードを紹介します。紙芝居作家の加太こうじ氏の話なんですが、彼は小学校しか出てないという。戦時中、彼の弟がアカということで捕まった。それで彼は必ず特高(特別高等警察)が自分のところにも来るだろうと思い、鏡の前で一生懸命練習を始める。何を練習したのかって?「マルクス、ロシア人」「マルクス、ロシア人」と口癖のように・・・。

ある日、案の定、特高が来て、「おい、この家にマルクスの本はないか?」と尋ねる。彼は間髪入れず、「マルクス?あのロシア人ですか?」と答えたという。特高は「マルクスがロシア人だって?ばかなこというな。マルクスはドイツ人だよ。こんなやつの家にあるわけがない」といって帰ってしまった。

加太氏はこのように「無知」を装い、「知恵」を使ったのである。彼は大学出の知恵とは違う知恵をたくさん持っていたという。

このような“知恵”を学びたいものですね。しかし、それは“味”というか“感性”というか身につけることは大変です。ある識者は「いかなる分野でも、最初は“ものまね”から入ることも多いでしょう。“まなぶ”とは“まねぶ”からきたという。初めから独創性が発揮される訳ではない。ピアノでも、鍵盤もちゃんと弾けないで自己流でやっても、それを独創とはいわない。初めは“まね”も“新たなる芸術”を引き出すための手段になる」といわれている。

“まね”から“独創”に至るまで何が大事なのだろうか?

識者は「目から入り、耳から入ったものだけでは“模倣”で終わる。心が大切です。自分自身の“心”で感じ“心”で表現していくことです。そのためには、血のにじむような努力と追求、精進がいる。それによって、だんだんと、自在に表現できるようになるのです」と。

安逸の中では“独創”は生まれないんですね。努力なんだ。レオナルド・ダ・ヴィンチは手記に「可哀想に、レオナルドよ、なぜおまえはこんなに苦心するのか」と書いている。また、また、ベートーヴェンは、死ぬ間際の病床にあっても、ヘンデルの作品集を勉強しようとして、「私は、まだまだ、この人から学ばなければならない」と言っていたという。一流の人、偉大な人は謙虚に、生涯“学ぶ心”を持っていたのですね。

私も見て、聞いて、読んだものを記事を通してお伝えしている。人の言葉も多々借りながら・・・。まだまだ、独創性のある記事とはいえない。今後もいろいろ勉強しながら、“自分力”を出せるよう精進し、“心の感性”を磨かなければいけない。

今後とも、読んでいただいた感想、コメント宜しくお願いします。
posted by Koumei at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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